2011年8月26日金曜日

Hope


イラストレーターの友人である、ゆかちゃんに会いに行く。
相模湾の港町。
あまりにも空の色とむくむくの雲がきれいで、
いつもの通り、上ばっかり見て歩いていた。

夏の終わりを名残惜しく思いながら、
ビールをごくごく。
新鮮な魚と共に。
あー、幸せの極み。

ゆかちゃんとは、いろんな話ができる。
いつもレベルの高い仕事をする彼女だけど、
先日のHawaii展は、まさに圧巻だった。
仕事を超えた何か大切な物のために、
自分の奥底にある力を使い果たしたんだと思う。
そして、その力のわけみたいなものを
今日はじめて知った。
心が震える感じだった。

私も彼女も、この仕事に関しては、
まったく、我やじぶんのよけいなこだわりみたいなものは
捨て去っていたと思う。
失われていく何かのため、
土地の恩恵について感謝する気持ち。
そのために、お互い使い果たした。

それで、これからの方向性について、
ゆっくり会話を通して考えることができたのだけど、
一言で、Hope~望む、こと。
自分が暮らしていく土地に、希望を持つことだ。

映画、Milkでも、何度も出てきた言葉が、
そういえばHopeだった。
どんな状況でも、Hopeをもつこと。
それが、後世のためになるんだと言って
この世を去った、Milk。
いまでも、Milkの土地、サンフランシスコでは、
Milk記念日がある。
それは、きっと、サンフランシスコの市民が、
その地を培ってきてくれた人たちに対する感謝と
Hopeをもつことを再確認するためなのだと思う。

みんながHopeを忘れないように。





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