思ったような質感の糸にめぐり合えない。
ニットを編む知人に、お店の情報を聞いて、
高架したにある、その店に入った瞬間、
心ごと全部、わしずかみされたような、
ひさびさの興奮状態だった。
そこは、原毛の山だったのだ。
壁にかけてあるサンプルが、願っていた通りの質感だったので
それを願い出ると、
「それは、サンプルで、ご自分で原毛から手動の駒で
紡ぐんですよ。」
とあっさり。
簡単に覚えられるから、と、0から丁寧に紡ぎ方を教わる。
早速、家に持って帰り、やってみる。
紡ぎ始めると、どんどん無心になり、
心が落ち着くのだ。
次第に慣れてきて、気付くと、ミルク色のふわふわに仕上がった糸を見て、
久々の充実感を得る。
後日、作業をお願いしている友人から
「ぜんぜん毛糸が、足りない。2-3倍の量が要る。」
と連絡が入って、大慌てで紡いだ時は、
無心どころの騒ぎではなかった。。。
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